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2006年4月23日 (日)

光プレミアムV6ステージで動画再生できない

本日のお客様は先日、「フレッツ光プレミアムで動画コマ落ち」の件で呼んでいただいたお客さんです。

電話で話しをお聞きすると、V6ステージの配信映像が視聴できなくなったとの事です。前回はルーターの関係で視聴は出来るがコマ落ちしてしまうという事だったので、今回の症状とは明らかに違います。

詳しくお聞きすると、コンテンツを再生しようとするとWindowsMediaPlayerが起動してすぐに以下のエラーメッセージが出て再生できないそうす。

「ソケットが接続されていないか、sendto呼び出しを使ってデータグラム ソケットで送信するときにアドレスが指定されていないため、データの送受信を要求することは禁じられています。」

Photo_16 

これは・・・。

実は我が家も光プレミアムを使用していまして、一度起こったトラブルだったのですぐにわかりました(^^)

おそらくPC側のMTU値とRWIN値を変更したことが原因だと思われます。

MTU値とはパケットサイズの上限を決めるパラメータのことです。

RWIN値とはデータのやり取りを行う相手先への応答なしに、無条件にデータを受け取ることができるバッファの量を表しています。

2つともインターネットの通信速度に大きく関係してくる値です。この値を適切な数値に変更することで通信速度が向上します。

それぞれの環境で最適な各値を求めるにはコマンドプロンプトでPingを打てば求められます。とてもややこしいので細かな説明はここを見てね(^^;

しかし、最適な数値を出しても数値を設定するにはレジストリを編集する必要があるので一般の人には難しいと思います。

そこで簡単に数値を求めてレジストリに書き込んでくれるフリーのソフトがいくつも出ています。

下の画像は我が家のPCにEditMTUというフリーのMTU,RWIN簡単設定ツールを使った画面です。

Photo_19 Photo_20 

「速度の種類」と「ホスト名」を選んでやって「Ping」ボタンを押すだけで最適なMTU,RWIN値を検出してくれました。

我が家は光なのでMTU値は1438、RWIN値は307200になりました。結果をクリップボードにコピーしてくれるのでそのまま「Registry書込み」ボタンを押せば設定完了です。

Radish Network Speed Testingで計測した結果、設定前の通信速度は53Mb程度だったのが、設定後約88Mbになりました。

Photo_21 Photo_22

MTU、RWIN値の話はとりあえずここで終わりです。

次にプロトコルの話になりますが、現在インターネットで使われているプロトコルはIPv4というバージョンのものを使っています。それに対し、管理できるアドレス空間の増大、セキュリティ機能の追加、優先度に応じたデータの送信などの改良を施した次世代インターネットプロトコルIPv6といいます。

光プレミアムのV6ステージはこのIPv6プロトコルを使用しています。

ここでやっと今回の件ですが、先の「ソケットが接続されていないか、sendto呼び出しを・・・」というエラーメッセージは、V6ステージのストリーミングコンテンツを見ようとしたときRWIN値を「65536」以上に設定されていると出るエラーメッセージです。

解決策としては3つあります。

1、MTU値とRWIN値を元に戻す。 

EditMTUなどでは「Reg復元」などの復元ボタンがありますのでレジストリを復元して元の通信速度で使用する。

2、RWIN値を手動で「65536」以下に設定します。

最適RWIN値 = (MTU値 - 40) × 10~200

で求められるので「65536」以下の最大RWIN値を手動で入力しレジストリのに反映させる。当然RWIN値は小さくなりますので通信速度は最大時よりも低くなります。

3、MTU値とRWIN値はそのままでUDPプロトコルを外す。

UDPプロトコルとはストリーミングコンテンツを視聴する際に使用するプロトコルです。WindowsMediaPlayerの「ツール」→「オプション」→「ネットワーク」タグを開くと「ストリーミングプロトコル」の中に「UDP」という項目があるのでそこのチェックを外す。

Udp

これでとりあえずは視聴出来るようになりますが、6Mbクラスの高画質映像を視聴する時には映像がコマ落ちしたり止まってしまったりする場合があります。これはUDPプロトコルは転送速度が高いのに対しTCPプロトコルは転送速度が低いことが原因ではないかと思います。UDPを外すことによってTCPに受信が任せられ高画質映像などのデータ量の多いものにうまく対応できないのではないでしょうか。

以上の事をふまえてお客さんにお聞きしたところ、ご本人はMTU、RWIN値の変更などしていませんが「息子がいろいろといじっていたので勝手に設定したのかも」と言うことでした。おそらく私もそうじゃないかと思いますので、とりあえず設定を戻して元の通信速度でご使用することを勧めました。

通信速度の数値が上がっても体感的にはそれほど変わらないと言うのが私の個人的な感想です。おそらく数値が上がったといってもそれは自己満足の世界だと思います。使っていて明らかに遅いとか数値的にも極端に低いと言うなら話は別ですが、そうでないならばそのまま使用されるのが一番いいと思います。

今回のお客さんにもそう説明させていただいて、それでも明らかに遅いという場合他に原因があると思いますので、その時は呼んでくださいと言って電話を切りました(^^;   

やはり、光に変えた人はスピードにこだわっている人は多いですね(^^;

気持ちは分かりますが・・・・。 

   

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コメント

ある会社のDB構築時に、DBサーバーとVBで作成したプログラムを接続しようとした時「ソケットが接続されていないか、sendto呼び出しを使ってデータグラム ソケットで送信するときにアドレスが指定されていないため、データの送受信を要求することは禁じられています。」が表示され原因を調べていましたが、ドライバーのインストール方法が悪いわけでもなく、ODBC、ADODB等色々な方法で接続を試みたり、していたのですが何一つ繋がらなく原因が分かりませんでした。
そこで会社内のDB関連に詳しい方を探していたところこのページを紹介してくれました。
実際にMTUやRWINを変更すると今まで接続が出来なかったのが嘘のように、繋がる様になりました。

因みにDBサーバーはMySQL5.0.24a、クライアントはMySQLConnect/NETに含まれるVB版サンプルです。
以降はこのサンプルを基に実装を行いました。(2006-10-03)

投稿: とむきゃっと・パパ | 2006年10月 4日 (水) 00時04分

とむきゃっと・パパさま、コメントありがとうございました。
実際、このトラブルで悩んでおられる方は結構多いみたいですね。
検索で辿り着かれる方をよく見かけます。
自分は、VB、サーバー構築のほうは全くの素人なので分かりませんがMTU値とRWIN値が原因なのは間違いないようですね。
記事にはフリーのツールEditMTUでの変更を例に挙げていますが、実は我が家も光プレミアムで 別のツールNetTuneでMTU値とRWIN値を手動で変更してみました。
すると、問題なく接続できるのです。
原因までは調べていませんので謎のままです・・・。

投稿: EDO | 2006年10月 4日 (水) 08時49分

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