インターネットに接続すると遅くなったり不安定になります。
本日のトラブルは通常は問題ないのですがインターネットに接続すると動きが遅くなると言うトラブルです。
症状だけをお聞きするとウィルスのような気がしますが・・・。
問題のPCはPanasonicのCF-R4モバイルPCです。
インターネット環境はフレッツADSL。有線でモデムに直結されています。
電源を入れるとフレッツ接続ツールが起動してインターネットに接続に行きます。
IEをクリックするとトップページのYahooのホームページが表示されるはずなのですがタイトルの「Yahoo」のロゴまで表示して止まってしまいます。
インターネット一時ファイルが破損しているのかと思い、[インターネットのプロパティ]-[インターネット一時ファイル]の[ファイルの削除]ボタンをクリック。
しかし何の反応もありません。ファイルを削除している様子もありません。
そこで[エクスプローラ]から直接削除しようとしました。
しかし[エクスプローラ]から[Temporary Internet Files]フォルダをクリックしても開きません。そのうちに[explorer.exe]自体がエラーを出して終了してしまいます。
何度やっても結果は同じ・・・。
もしかしたらハードディスクの不良かもしれません。
たまたま不良セクタの場所が[Temporary Internet Files]フォルダ内にあるのではないでしょうか?
[イベントビューア]の[システム]ログを確認してみると大量のディスクエラーが確認されました。
やはりハードディスク上に不良セクタがあるようです。
試しにスキャンディスクを実行。
結果はやはり[Temporary Internet Files]の[Content.IE5]フォルダにエラーがあり修復されました。
インターネットに接続したら動作が遅くなると言うのは、ホームページを見ようとしたときには[Temporary Internet Files]フォルダにアクセスしますのでその為に遅くなったのだと思います。
もう一度起動して[Temporary Internet Files]フォルダをクリックすると今度は問題なく開きました。そしてフォルダ内のファイルを全て削除。
あらためてIEをクリックすると今度はしっかりYahooのホームページも表示されました。
動きも問題ありません。
しかしハードディスクにエラーが出ている以上は、いずれ大きなトラブルに見舞われる可能性もありますのでハードディスクの交換となりました。
しかしPanasonicのCF-R4は通常の2.5インチハードディスクとは電圧の仕様が違っています。
市販品はロジック電圧5Vですが搭載されているものは3.3Vのハードディスクです。
これは通常のハードディスクの41ピンと44ピンをカットする事で対応出来るようです。
それからハードディスクのコピー作業はこちらを参考にしました。
まずそのままではリカバリ領域が表示されずコピーも出来ないので
c:\util\oxp\tools\showRHDD.jsをクリックしてリカバリ領域を表示。
その後ハードディスクを取り出してメンテPCに接続。
Acronis True Imageで確認するとリカバリ領域も認識。そのまま新しいハードディスクに丸ごとコピー。
その後コピーした新しいハードディスクを取り外し41ピンと44ピンをカット。
そのままCF-R4に戻してやります。
このままでも起動すると思いますがBIOSでリカバリメニューを表示させる為に起動フロッピーを作成して以下を実行。
USBフロッピードライブを接続し、起動用フロッピーからブート。
コマンドプロンプトから「c:」→「cd tools」を実行([:]入力はシフト+[;])
「makebeer /copy」を実行。ここでエラーがでなければ成功 。
「makebeer /ndos」→「recvmode /normal」を実行して電源OFF。
再起動してBIOS画面に入ると見事にリカバリメニューが表示されました。
後は起動後、表示設定にしていたリカバリ領域を非表示に戻す為に
c:\util\oxp\tools\hideRHDD.jsをクリックして作業終了です。
通常のハードディスク交換と比べると手間は掛かりますが初めてLet'sNoteのハードディスク交換が実際に出来たので勉強になりました。
メーカー修理だとデータも消える上に高額な修理料金を取られるのでお客さんも喜んでおられました。
ついでにメモリやらシステムなどいろいろチェックしてみましたが問題ありませんでした。
これでしばらくは元気に動いてくれると思います。
人気blogランキングに登録しました。クリックご協力ください。
| 固定リンク
コメント