データ復旧。
本日のトラブルは外付けハードディスクからのデータ復旧です。
問題のハードディスクはバッファローのUSB接続タイプのもの。
約7年分のご家族の写真が保存されているので何とかして欲しいとの事。
早速電源を入れてみますがスピンドルモーターが2,3回まわって完全に止まってしまいます。
正直パソコン本体のハードディスクのデータ復旧よりは外付けハードディスクのデータ復旧の方が難しいと思います。
もちろん中に入っているハードディスクは大差ないと思いますが問題なのはハードディスクの異常に気づく時期。
パソコン本体の起動用に使われているハードディスクは不具合が出始めるとそれなりの症状が出てくれる場合があります。
使用中にフリーズしたりハングアップしたり。
起動ファイルが壊れてWindows自体が起動しなくなったり。
その時点で異常に気づいて修理をご依頼される事が多いので致命的になる前にデータ復旧をご依頼される場合が多いです。
しかし外付けハードディスクの場合は単なるデータの保存場所なので不具合が出てもそれなりに使えてしまう事が多いです。
劣化したハードディスクは悪化する一方なので最終的には認識すらしなくなってからハードディスクの異常に気づく場合がとても多いです。
普通の方はもちろん専門家でもこまめにディスクチェックのエラーチェックをしなければ不具合は発見しにくいと思います。
今回もそのパターンのようです。
どうやら完全に分解作業となりそうです。
外付けハードディスクのケースを分解して中のディスク本体を取り出します。
その後ファンで直接ハードディスクを冷却しながらメンテPCにUSBで接続。
幸い今回はスピンドルモーターも正常に回ってくれています。
しかしディスクは認識しましたが開こうとすると例の
「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」
とのメッセージが表示されます。
フォーマットなどするわけにはいかないのでもちろんキャンセル。
そのままデータ復旧ソフトで解析しました。
ディスクからの音やアクセスランプのタイミングなどを見ながらの慎重な作業になります。
無理にハードディスクをかき回して作業を進めると完全にハードディスクを壊してしまいます。
そうなると取れるデータも取れなくなってしまいます。
途中で何度か止まってかなり時間は掛かりましたが複数のデータ復旧ソフトを使い何度か復旧作業してどうにか全ての写真を取り出せました。
量的には約800GB。
最近のハードディスクは容量が大きいのでデータ復旧作業も一苦労です。
データを確保出来たので後はお客様に新しいハードディスクをご用意頂いてそれにコピーして納品です。
大切なデータを一箇所に保存しているのは非常に危険です。
壊れないメディアは存在しないので常に同じデータを2箇所に保存することをお勧め致します。
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