ネットワークHDD(NAS) バッファロー LS-X1.0TLJからのデータ復旧。
本日のトラブルはデータ復旧のご依頼です。
いつもご依頼頂いている法人様からご依頼頂きました。
今回のデータ復旧はパソコンではなくネットワークハードディスク(NAS) バッファロー LS-X1.0TLJです。
事の経緯をお聞きすると、会社のお客様のハードディスクのようです。
突然、アクセスが出来なくなり他社にデータ復旧をお願いしたところ高額なお見積りでキャンセルされたそうです。
そのお話を本日のお客様がお聞きしてハードディスクを預かり当店へご依頼頂きました。
当店は他社ので診断後の修理も大歓迎ですのでお気軽にご相談下さい。
早速、診断開始。
電源を入れてみると
店内のLANに接続してみると
パソコンから認識はしました。しかし「EMモード」になってしまっています。おそらくファームウェアが壊れた可能性があります。
試にクリックしてみると
「共有フォルダを開けませんでした。ドライブの状態を確認して下さい。」
やはり開けません。
ドライブを再接続してみようとすると
「ネットワークドライブの割り当てに失敗しました。割り当てにはShareフォルダーが必要です。削除されている場合は設定画面で作成して下さい。」
やはりダメです。
取りあえず分解してハードディスクを取り出します。
東芝の3.5in 1TB のハードディスクが入っています。
ディスクの状態を確認する為にメンテPCへ接続。
ディスクをチェックしてみると
不良セクタ等のディスクエラーは無さそうです。
ただNASのハードディスクは通常の外付けハードディスクとは違いWindowsでは認識しません。
理由はディスクのフォーマットがWindowsのNTFSやFATではなくLinuxで使用されている「XFS」フォーマットだからです。
Windowsにハードディスクを接続しても
この様にパーティションは認識しますがフォーマットを認識しません。
そのままクリックしても
「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」
このように中身が見れません。
なので通常NASのデータを復旧する際はLinuxのパソコンに接続して復旧します。
早速LinuxPCに接続。
ところが
今回は何故か認識してくれません。
何度接続しても同じです。
ハードディスク自体はWindowsで認識しているのでハードディスクの問題では無さそう。USB変換アダプタの可能性もありますのが、今回はLinuxでの復旧は諦めてWindowsPCで復旧する事にしました。
ただ普通には認識してくれませんのでXFSフォーマットを認識させる解析ソフトを使用します。
ハードディスクを接続して解析ソフトを起動。
一番下の「SGI XFSパーティション」がドライブのパーティションです。
SGI XFSパーティションを選択して解析。
認識して中身が見れました。
「share」フォルダがNASの共有フォルダです。
早速すべてのデータを復旧。
合計で60GB程のデータがありました。ハードディスク自体は1TBですのでデータ量としてはとても少なかったです。
後は復旧したデータをお客様がご用意した新しいI・OデータのNASにデータを戻します。
当店では通常のハードディスクなどの他にNASやRAIDのデータ復旧も行っております。
お困りの際はお気軽にご相談下さい。
ありがとうございました。
データ復旧料(NAS、ディスク障害なし) 28,000円(税込)
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