東芝 REGZA PC D714/W6 電源が入らない。
本日は大阪府から宅配でのご依頼です。
問題のパソコンは 東芝 REGZA PC D714/W6KBで電源ランプも全く点灯していません。
同梱されていた宅配修理依頼書には使用中に突然電源が切れてそれ以来電源が入らないとの事です。
お客様の方でACアダプタの電圧を測定し19V出力されている事はご確認のようです。
念の為、こちらでも測定してみましたが問題なく19V出力されています。
どうやらマザーボード不良が疑われます。
使用中に突然電源が切れて電源が入らなくなった場合、マザーボード上でショート故障しているケースが多いです。
これに似た機種で東芝のREGZA PC D731があります。
こちらの機種はマザーボードのコンデンサ不良が多く、ほとんどの場合コンデンサ交換で直ります。
お客様も以前書いた当店のブログ(東芝 D731 電源が入らない。)を見て症状が似ているのでお送り頂きました。
ただ今回同じREGZA PCですが型番が若干違いマザーボードにも互換性は無く全くの別物です。
修理可能かどうか実際に調べてみます。
背面のカバーを外します。
スタンドを外します。
さらにマザーボードにアクセスする為ネジを外してカバーを外します。
マザーボードを取り外しました。
19Vラインの抵抗を調べるとやはりショートしているようです。
ショート箇所をあぶり出すために電圧をかけて熱反応を調べます。
するとCPU付近の19Vライン上に発熱を確認しました。
ここがショート箇所のようです。
位置からするとコンデンサかコンバータICが怪しそうです。
IPAをかけてショート部品を特定します。
2個並ぶ上のコンデンサが発熱しているようです。
外して再度抵抗を測定します。
ショート反応は治まりました。
このコンデンサが原因だったようです。
新しいコンデンサに交換します。
念の為、周辺のCPU付近のコンデンサも交換します。
元に戻して仮組で電源オン。
無事電源が入りBIOSも起動しました。
CMOS電池が消耗しているようなのでついでに交換。
後は全て戻してチェックを行い問題無さそうです。
コンデンサによくみられる劣化跡は無かったのでたまたまなのか、やはりこの機種特有の故障なのか分かりませんが同様のトラブルでお困りの方はご相談下さい。
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