CHUWI CoreBox ミニPC 電源が入らない。
本日は電源が入らないパソコンの修理です。
山形県から宅配でご依頼頂きました。
問題のパソコンはCHUWIのCoreBox と言うミニPCです。
最近よく見かけるパソコンで中国のメーカーのようです。
Amazonなどで売られており日本に代理店が無いのか、故障した場合本国に送らなければいけないと言う理由でご依頼頂くケースが多いです。
最近はこのほかにMINIS FORUMUというメーカーのミニPCも同様の修理依頼が多いです。
MINIS FORUMU M560 ミニPC電源が入らない。マザーボード修理。
ちゃんと化粧箱に入れて送られて来ておりご本人さんが大切に使われているようです。
早速症状確認致します。
ACアダプタを接続して電源ボタンを押しても全く反応はありません。
ACアダプタの電圧を測定しても19V出ています。
問題はパソコン本体にありそうです。
早速分解してみてみます。
カバーを開けるとすぐにFANが見えます。
FANを取り外すとマザーボードが見えます。
M.2 SATA SSDが見えます。
大きさはノートパソコンのマザーボード程しかありません。
メモリとCPUはオンボードです。
原因はマザーボードなので取り出して各電圧をチェックします。
19Vは来ています。
5VもOK。
しかし3.3Vが全く出ていません。
3.3Vラインの抵抗を測定するとショートしているようです。
これが原因ぽいです。
抵抗値から積層コンデンサのショートが疑われますが、目視で確認しましたがクラックなどは確認出来ませんでした。
そこで3.3Vラインに電圧をかけて発熱反応を確認します。
発熱個所を発見。
IPAで気化反応を確認。
どうやらこの積層コンデンサがショートしているようです。
早速取り外して抵抗を測定すると
ショートは改善されました。
3.3Vも復活しました。
取り合えず仮組で起動確認しようとしましたが何故か電源が入りません。
スイッチケーブルの挿し直しやショートテストを行いましたが問題無さそう。
試しに電源ボタン長押ししてみると
無事起動しました。
その後、何度か試しましたが電源長押しでは起動します。
他にどこかおかしいのかと思い修理依頼書を確認してみると
「電源ボタンは長押しでON」
ちゃんと書かれていました。。。
この機種の仕様なのかお客様の設定なのか分かりませんが初めて見ました。
これが正解のようです。
後は全て元に戻してWindowsの起動も確認し修理完了です。
CHUWI CoreBox ミニPC マザーボード修理 18,000円(部品代、税込み)
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