CHUWI Aerobook 13.3 電源が入らない。
奈良県より宅配で修理のご依頼頂きました。
パソコンはCHUWIのAerobook 13.3。
CHUWIのパソコンはブログ経由でよくご依頼頂きます。
CHUWIのパソコンは国内でのサポートが難しく断られるケースが多いようです。
今回のお客様も同様の理由でご依頼頂きました。
ブログの記事はマザーボード不良でしたけど今回はどうでしょう。
早速電源を確認してみます。
電源ボタンを押しても反応がありません。
USBタイプC電源ですので電圧を測定すると15V計測出来ます。
お客様のご依頼書を確認すると、どうやらキーボードと液晶パネルの間に布を挟んでしまいキーボードで入力出来ないキーがあったようです。
しかししばらくは動作していたとの事。
この機種は電源ボタンがキーボードの内蔵されています。
もしかしたらこの辺りが原因かもしれません。
まずはマザーボードを確認します。
取り合えず各電圧を測定。
3.3Vも5Vも正常です。
そこで怪しいキーボードの電源ボタンラインをグランドとショートさせてみました。
すると
無事電源が入りメーカーロゴも表示されました。
やはりキーボードの電源ボタンラインが断線しているようです。
お客様のお話によると入力出来ないキーもあるとの事でいずれにしても交換は必要です。
ただ、キーボード部品がありません。
何処をどんな探し方しても見つかりません。
中国本土を探しても全く同じキーボードは見つかりません。
しかし、同じCHUWIの機種用のキーボードで使えそうなキーボードを見つけました。
ただ問題なのは基本のキーは問題ありませんがPgUpキーなどがPauseキーになっていたりいくつか刻印が異なるキーがあります。
お客様に事情を説明してご相談するとそれでもいいので直して欲しいとのご回答を頂きました。
早速キーボードを発注。
数週間程で入荷しました。
上が元のキーボードで下が取り寄せたキーボードです。
通常使うキーはほとんど問題ありませんがファンクションキーや右側のキーの刻印が少し違います。
早速交換するのですがこの機種のキーボード交換はMacBook並みに面倒でした。
まず、内蔵バッテリーを外さないと交換出来ないのですがネジ等ではなく強力な両面テープで接着されています。
あまり熱は加えたくないのでゆっくり剥離します。
次にマザーボードを取り外します。
その下のプレートも外すのですがネジではなくフレームとリベットで止められています。
ホットナイフなどを使い一つずつ外していきます。
ようやくプレートが外れました。
そしてキーボードを確認。
キーボードを取り外します。
新しいキーボードを取り付け。
ピッタリです。
後は逆の手順で戻していきます。
今回取り外したプレートとフレームは液体プラスチックで硬化させて接着しました。
バッテリーは3Mの強力両面テープを使用しました。
全て元に戻して動作確認。
キー入力を確認。
無事Windowsも起動致しました。
ちなみにこのCHUWIのパソコンは電源入れる時、電源ボタンを長押ししないと入りません。
初めて修理した時は戸惑いましたがこれが仕様のようです。
後はお客様に宅配でご返却させて頂き完了です。
CHUWI Aerobook 13.3 CWI510 キーボード交換修理 23,000円(税込)
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