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2023年11月23日 (木)

パフォーマンスのディスク100%はハードディスクの故障や劣化を示すもの?

本日は以前からあるご相談で、最近本当に多いので記事にさせていただきます。

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富士通のノートパソコンお持ち込み頂いたのですが本来はOfficeの不具合でした。

しかしお客様が言うには

「パフォーマンスでハードディスクが100%になって劣化しているのでデータが消えてしまう前にSSDに一緒に交換して欲しい」との事。

詳しく話をお聞きすると、ご来店前にどこか別の修理店さんで診てもらったところ別件でハードディスクも劣化しているのでこのままではデータが消えてしまう。SSDへ交換が必要と言われたとのことです。

ただ金額に折り合いがつかずセカンドオピニオンでご来店頂きました。

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まずはパフォーマンスでディスクの稼働率をチェック。

よくディスクの使用率と誤解されデータが一杯になったと思われる方がいらっしゃいますが稼働率であって使用率ではありません。

データがほとんど入っていなくても100%にはなります。

確かにお客様のPCもディスクの状態は100%です。

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しかし、ディスクの劣化を専用のツールでチェックをしても、不良セクター等のエラーは見当たりません。

さらに詳しくお聞きすると、どうやらディスクのパフォーマンスを確認してディスクが100%になっているので劣化していると言われたとの事です。

何か他にチェックツール等でチェックしてもらわなかったのかお聞きしましたがそれ以外はしていないとの事。

実は同様のご相談が本当に多いんです。

その都度お客様にはご説明させて頂いていますが、

結論から言うとパフォーマンス画面のディスクの状態が100%になっているからと言ってすべてのケースでディスクが壊れているとか劣化していると言う訳ではありません。

この辺をどう判断するかは各修理店によりますが、ネットで調べてもハードディスクディスクの劣化が原因と言う情報も散見されます。

一方Lenovoなどのメーカーの見解は公式サイトによると正常な現象との事です。

この現象が目立ちだしたのは、Windows810あたりからになります。

Windows7ではほとんど見られない症状でした。

Windows10などでは特に珍しい現象ではなく、当店に持ち込まれるパソコンでもハードディスク搭載のパソコンでは結構見られる症状です。

当店でも最初はハードディスクの劣化を疑っていましたが今はその原因のほとんどが劣化というよりもハードディスクの性能の限界と考えています

パフォーマンス画面はあくまでも、現在のパソコンのリアルタイムなパフォーマンスを確認するだけの画面です

現状のCPUの使用率やメモリの使用率、ハードディスクの稼働率を見てどこが原因で動作が遅くなっているか、どのプログラムが稼働率が高いかなどを調べる為の画面ですのでハードディスクの健康状態を判断する画面ではありません。

ディスクの劣化、または破損を確認するためには先の画像で紹介したCrystalDiskInfoなどの専用のチェックツールで別途確認する必要があります。

フリーのチェックツールなのでどなたでもダウンロードしてチェック出来ます。

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あとはこのようにWindowsのイベントビューアでログにDiskエラーが記録されている場合があります。

さらにはSMARTテストなどの簡易チェックツールでは見逃す場合もありますのでセクタ一つ一つをチェックするサーフェステストやデュプリケーターでセクタコピーを行ってチェックする必要があります。

そこまでしないとハードディスクの劣化はなかなか分かりません。 

もちろんハードディスクは消耗品なので突然壊れます。

日ごろのバックアップは必要ですがディスク100%の状態が近い将来ハードディスクを破損させることを示すものではありませんのでご安心ください。

 

もし仮に劣化している事が原因だとしたら、新品のハードディスクに交換してあげれば、ディスクの100%は改善されるはずです。

しかし、新品のハードディスクに交換したからといってこの状態は改善される事はありません。

試しに新しいハードディスクにクローンを作成して交換してみました。

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使用時間わずか40時間ほどの東芝製のハードディスクにクローンを作成して交換しました。

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結果は変わらず。

ディスク100%の状態は全く改善されません。

これが当店ではハードディスクの性能の限界と考える理由です。

あくまでも、ハードディスクの転送速度が遅いために発生している現象です。

劣化しててもしていなくてもあまり関係ありません。

ですからもし動作が遅いのを改善したいのであればその時はハードディスクをSSDに交換します。

逆にお客様自身が現状パソコンのスピードに不満がない場合はディスクが100%でもハードディスクが壊れていなければSSDに交換する必要はありません。

ただ実際に診断ツールで調べると本当に不良セクタが発生している場合がたまにありますので必ずパフォーマンスと合わせてチェックします。

今回のお客様もパフォーマンス上では、ディスク100%の状態ですが、ハードディスクのチェックツールで確認すると正常と表示されています。

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さらにハードディスクの駆動時間を確認すると200時間程度しか使用されていません。

劣化するとしたらあまりにも早すぎますね。

今回お客様はスピードアップもご希望されたのでお見積り後、SSDの交換もご依頼頂きました。

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結果はご覧の通りディスクの100%状態は解消されCPUの使用率も上がりスピードも飛躍的にアップしています。

ディスクの状態が100%だからと言ってデータが飛んでしまうなど、不安に駆られて交換する必要はありません。

SSDに交換してもSSDも壊れますから何より大切なのは日ごろのバックアップです。

データが大切なのであれば外付けのハードディスクを買って常にバックアップをして下さい。

あくまでもスピードアップご希望でパソコンの性能をフルに発揮したい場合は、CPUのパフォーマンスと比較してSSDへの交換をお勧め致します。

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