DELL Inspiron 14 7000 P74G 電源が入らない。
市内の初めてご利用頂くお客様から電源が入らないDELLのInspiron 14 7000お持ち込み頂きました。
突然電源が入らなくなったとの事です。
初めに市内の別の修理店さんへ持ち込んだそうですが診断結果はマザーボード不良。
ただマザーボード不良の修理は出来ないとの事で当店をご紹介頂いたそうです。
その修理店さんは結構マザーボード不良のお客様を紹介して下さるのでありがたいです。
早速状況を確認。
ACアダプタをPCに接続すると
点灯していた緑のランプが消灯してしまいます。
マザーボード内部のショートを検知して保護機能が働いているようです。
おそらくマザーボード内部のコンデンサなどがショートしてしまっているのでしょう。
ただショートを検知するということはDCジャック直後のmosfetもショートしてしまっている可能性があります。
早速お預かりして確認してみます。
マザーボードを取り出してまずは1st,2nd mosfetを探します。
2nd mosfetのショートを確認するとやはりドレインーソース間でショートしています。
ソースーゲート間も微妙にショートしています。
そして2nd mosfet以降のグランド間抵抗を測定するとやはりショートしています。
この先のショートが原因で2nd mosfetもショートしてしまったと思われます。
まずはショートの根源を探します。
目視でICを確認しますがクラックや破損等は見られません。
そこで電圧をかけてショートチップを探します。
発熱箇所を発見しました。
2個並んだ下のコンデンサが発熱しています。
コンデンサを外して確認するとショート反応があります。
再度19Vラインの抵抗を測定するとショートが治まりました。
ショートしたコンデンサを新しいコンデンサに交換。
一応これで電源は入るようになりますが最初に確認した2nd mosfetも交換します。
mosfetがショートした状態だとバッテリーの充電が出来なくなります。
ショートしたmosfetを外して
新しいmosfetに交換しショートも改善しました。
仮組で電源オン。
通電し無時BIOSも起動致しました。
後は全て戻してバッテリーの充電も確認。
今回はコンデンサとmosfetの交換で無時修理完了致しました。
■マザーボード修理 23,000円(部品代、税込み) ※修理作業当時の価格となります。
※当店はマザーボードの交換ではなく修復となります。その為、修理金額はお安くなりますが実際に修理可能かどうかは診断してみないと分かりません。
同じ機種、同じ症状であっても破損個所が違うことがあります。入手不可のICが破損した場合など修理出来ない事もございますのでご了承下さい。
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