HP Pavilion 15-eg0522TU 一瞬電源ランプ点灯するが電源が入らない
早速分解してマザーボードをチェックします。
19Vと13V、5Vは出ていますがそれ以外の電圧はありません。
3.3Vと思われる個所も電圧が出ていません。
しかし電源ボタンを押すと一瞬3.3Vが出力されます。
このあたりが問題のようです。
3.3Vを供給するDrMOS周辺の電圧や抵抗を測定しますが明らかなショート等は見当たりません。
色々調べているうちに別のところで破損した個所を発見。
メモリ電圧を供給するDrMOS付近のコンデンサが焦げていました。
とりあえず3.3Vラインは置いといてメモリラインを調べます。
焦げたコンデンサの抵抗を測定すると特にショートしているわけでは無さそう。
コンデンサのに繋がるピンの電圧を測定すると13V。
VINラインのようです。
しっかり13V出ているという事は電力供給の問題では無さそうです。
データシートを見つけて各ピンにショート等無いか確認しますが問題無さそう。
IC自体が壊れている可能性もあります。
一度ICを取り外してチェック。
焦げたコンデンサを外すとVINのパターンが一緒に剥がれてしまいました。
このままにしておく訳にもいかないのでまずは修復。
VINラインの剥離した部分をレジストリで修復。
VINラインとコンデンサをワイヤーで接続。
再度外したDrMOSと新しいコンデンサを取り付けます。
試しに電源を入れてみると
無事BIOSが起動しました。
最初メモリのDrMOSへ13V出ていましたので不思議ですがもしかしたらアンペア不足だったのかもしれません。
3.3Vラインに関しましてはこの機種は紛らわしいですがどうやら電源が入らないと出力されない機種のようで、メモリが動作しない為すぐに電圧が下がっていたようです。
Windowsも無事起動するようになりました。
しばらくCPUやメモリへ負荷テストを行い問題ないので修理完了です。
■マザーボード修理 23,000円(部品代、税込み)+送料 ※修理作業当時の価格となります。
※当店はマザーボードの交換ではなく修復となります。その為、修理金額はお安くなりますが実際に修理可能かどうかは診断してみないと分かりません。
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